『昭和のアナログ感が実にイイ!』
今のゲームって、画面がとっても綺麗で完璧だけど、触ってもガラスの冷たい感じしかしないでしょ?
でもね、昔の遊びって、もっと手に「触った感じ」が残るものばかりだったの。
例えば、駄菓子屋さんに売っていた『日光写真』
お天気のいい日に、アニメの絵が描いてある透明なシートを重ねて、お日様の光に当てるの。じーっと待っている時間は、なんだかワクワクしてドキドキ。
それをバケツの水に浸けるとね、じわーっと青い絵が浮かび上がってくるの! 子供の目には、まるで魔法みたいに見えて本当に不思議だった。
まあ、お部屋に置いておくと、お部屋の電気の光でどんどん真っ黒になっちゃうんだけどね。
それから、『銀玉鉄砲』
あの銀色の玉はね、今のBB弾みたいにツルツルじゃなくて、泥の玉に銀色のペンキを塗ったみたいなおおざっぱなものだったの。だから、ズボンのポケットに沢山入れていると、擦れて指が真っ銀銀になっちゃうの。爪の間まで銀色になって、ちょっと変な臭いが手に残るんだけど、それがなんだか嬉しかった。
お友達と撃ち合いっこをしても、おもちゃのピストルだから、全然真っ直ぐ飛ばないの。玉が歪んでいるから、シュッと変な風に曲がって、お隣の犬小屋にスコーン!って当たっちゃったりしてね。
そのうち玉を入れるのが面倒くさくなって、最後は「バン!バン!」って口で言いながら、手で玉を投げ合ってたの。ただの玉投げになっちゃうのね。
夕方、泥だらけになってお家に帰ると、お母さんに「またそんなに手を真っ黒にして! 早く洗いなさい!」って怒られるの。
洗面台でお手手を洗うと、お水がキラキラした銀色になって流れていくのね。それを見つめながら、心の中で「お母さんは何も知らないんだ。私は今日、世界を守ってきたんだからね」って、本気で威張ってた。
安っぽくて、すぐに壊れちゃうようなオモチャだったけれど。
自分の手で触って、臭いを嗅いで、全身でドキドキしていたあの時間は、今思い出しても本当に楽しかったな。