海外の人たち
自分はテレビをほとんど見ません。SNSもほどほどにしています。 なので、日本に来る海外の人たち、についての排斥の動きがあることはぼんやりとしかわかっていません。 そういう人の中には、観光に来た人、仕事で来た人、がいるのでしょう。 後者はこの国に定住しているわけで、固まって同国人などでコミュニティを作って暮らしている人も、ぽつんぽつんと暮らしている人も、両方いるでしょう。 昭和の最後の干支12年以内に生まれた氷河期世代の私は、あまり海外の人と関わった記憶は持っていません。 小中の同級生に、ロシアの人とのハーフの子がいたけれど、日本語は流ちょうだったし、とくに異分子として感じることはなく、普通に会話していました。 まあ同じクラスになった小学校低学年の頃だけですが。 あとはアジア系の人たちが、いわゆる通称をつかって在籍していたのかもしれませんが、こちらは検証のしようが無い。 高校では隣のクラスに中国からのスポーツ留学生の人たちがいましたが、あいにく話す機会はありませんでした。 大学に進んで、同じゼミで韓国と中国の留学生がいましたが、あまり深い話はしなかったな、と思い返します。 そのころはちょうどポケベルから携帯電話に切り替わりつつある時期でしたが、あいにく自分はもっていなかったので、その人たちとのつながりは今はもう、ありません。
私が氷河期でもなんとか正社員で「社会」に潜り込んで、働いてきた日々はちょうど日本の「失われた30年」に重なりますが、日本の、私が暮らすような地方で働く海外の人が増えてきたな、と感じたのはこの10年くらいでしょうか。 最初はコンビニの店員さんがあちこちのお店に増えたな、と思い、同じころに陽気な南アジア系の人たちがナンカレーのお店に姿を見せ出しました。 私がよく行くスターバックスにも、韓国の女性がもう4、5年いらっしゃいますが、すっかり顔なじみになりました。 私の家の近くに改築されたおうちには、最初中国のご夫婦が、ついで欧米の方と東南アジアの方のカップルが入られて、顔を合わせれば挨拶します。 他にも欧米のご婦人が入ったおうちもあって、そこのご婦人が犬の散歩をしているときに挨拶をすることがあります。 また、荷物を持ってくる人にも海外の人が増えてきたな、と思うようになったのはここ2、3年でしょうか。 漢字圏でない人が多く、住所を読み解くのも大変だろうに、きっと雇用主側がGoogleマップかなんかに紐付けして、うまく誘導しているのだろうな、と思っています。 あとは車の点検をお願いしているディーラーにも、東アジア系の整備士の人がいらっしゃいます。
謎なのは、なんで今ごろ日本に来ているのだろう、ということです。多くの海外の人たちは、日本で定職を得ているのです。 昔ならともかく、ここ10年くらいの日本はずいぶんと落ち目が板についてきました。 円安が進行している、母国に送金するにしてもそんなにお得感はないと思うのですよ。 物価も上がっているし、「安全」くらいしか誇るモノがないのでは?と感じています。
だから私は今後、できるだけ海外から来た人たちと世間話でもしていこう、と思っています。 自分の仮説では、旧大日本帝国軍の振る舞いの悪さ、そしてバブル期の日本人の傍若無人さ、を上回る文化的魅力が、この国に来る人たちには感じられたのではないか、と思っています。 そういう方たちが、文化面以外で、交流面でも、「日本に来て良かった」と思ってもらえるようにできたらな、と思います。 SNSで外国人への怨嗟の声が占めていても、少しでも「日本シンパ」が増えてくれることを願って。