オイラはイタリア車が大好きで、特にアルファロメオとアバルトには目がない。
もお長いこと「休館中」で、最後に行けたのは20年近く前だと思うが
世界にも稀な、オイラの「天国」と呼んで間違いない自動車博物館が、山中湖の側にある。
90年代初めに通い詰め、当然メンバーシップにも登録してあるのだ。
その名を「ムゼオ アバルト」という。
CLUB イタリアって言う、超高名な自動車クラブがあるのだが、そのメンバーに2人だけ外国人がいる。
そのひとりがここのオーナーの小坂さんである。
なにしろ建物の設計は、かのジョルジェット・ジウジアーロだわ、常設車両(当時の)にフェラーリミトスがあったりする。
目玉は数多くあるのだが、今回どうしても書きたいのが『アルファロメオ ティーポ33 ストラダーレ2』である。
元々生産台数が極めて少ない上に、丸型4灯のコイツは、アルファ本社アレーゼの車両の他に所在を知らない。
アレーゼのマシンのエンブレムは、レーシングマシンのTT12の薄っぺらいのが付いてるが、ココのヤツはオリジナルだ。
このマシンを、小坂さんはシシリーのマフィアの親分の納屋から救いだしたのだ。
だいぶ通い詰めて、口説き落としたんだと。
イタリア映画に使われたとかで、その時乗ってた女優の大ファンだったらしい、親分。
日本に持ち帰って完璧なレストアを行ったそうで、当時のレーシングオイル(この車のエンジンは純レース用)は、カストロールのオリーブオイルなんだそうで、当然使い物にならず「全バラ、再構築」せねば、火を入れられなかったそうだ。
当時の籠坂峠、初夏の早朝には
このマシンを初め、夢のような宝物達が、疾走していたらしい。 当然、ナンバーなんぞ付いておらん。
フィアットアバルトOT2000「モストラ」の、奇跡の様な物語も、この博物館から。